Jリーグに参戦 大物外国人選手
設立から四半世紀が経過したJリーグには多くの外国人選手が活躍した歴史があり、世界的に有名なサッカー選手も多く在籍してきました。特にJリーグが開幕した90年代前半には、たくさんの有名外国人選手がプレーしています。
その中でもジーコはトップクラスの知名度と人気を誇っており、Jリーグが開幕したシーズンのファーストステージを鹿島アントラーズが制覇する際の原動力となりました。その他にも名古屋グランパスエイトに在籍していたガリー・リネカーや当時のジェフ市原に在籍していたピエール・リトバルスキーなども、世界的なプレーヤーとして大きな話題となり、Jリーグの黎明期を支えました。ですが、これらの選手は各国の代表から引退後に来日しており、フィジカル的にも精神的にもトップフォームとは言えない状態でした。
90年代の後半になると各国の代表で活躍する外国人選手が多く在籍するようになり、知名度の高さだけでなく、クオリティーの高い選手が多くなります。特にドラガン・ストイコビッチやドゥンガなどは、母国の代表チームの主力選手として活躍しており、Jリーグのチームに在籍している時にワールドカップに出場しています。その他にもパトリック・エムボマやサンパイオもフランスワールドカップに出場しており、実力が高い外国人選手が多い時期でした。
2000年代に入るとヨーロッパのサッカーマーケットが高騰して、有名な選手の獲得が困難な状況に陥ってしまい、代表クラスの選手は少なくなりました。ですが、実力のある外国人選手が活躍するようになり、ロブソン・ポンテやワシントンなどが活躍しました。2010年代にはワールドカップで得点王になったディエゴ・フォルランなどの大物選手が参戦して、チームだけではなくリーグ全体を盛り上げてくれました。